毎月第一日曜日に鵠沼海岸のサイクリングロードで行われる月例湘南マラソンが、明日1月2日(日)の開催で400回の節目を迎える。参加者19人からスタートした大会だが、前回は1500人を超える人気ぶりだ。
月例湘南マラソンは、1977(昭和52)年10月にスタートした。参加希望者は当日会場で初参加登録をし、永久番号となるゼッケンを受け取る。これまでのべ25万8522人が参加した。しかし安全上の理由から、現在は初参加の受付を中止している。
ゼッケン番号1番を持つ事務局長の小山内光雄さんは、「海岸でマラソンがあると聞いて行ったら一番目だった。そのとき参加したのは19人」と、当時を懐かしむ。
そもそもこのマラソンは、一般のマラソン大会とは異なり、タイムを競うものではなく、完走と継続を目指す健康マラソンとして位置づけている。1、3、5、10、20Kmがあり、家族揃って参加できるのも特徴だ。海岸を走るというロケーションと、フラットで走りやすいコースで都内から来るランナーも多い。
過去には参加者が4人だったこともある。それがここ数年のマラソンブームで、2009年からは2000人を超すようになった。
人気の一方で、タイムを競うばかりに、サイクリングロードを占拠するような走りをしたり、自転車や歩行者と接触するような事故も発生したりとトラブルも増えている。昨年からガードマンを配置するなど手立てを打ってきたが、参加者の増加とともになかなか改善しないのも事実だ。
小山内さんは、「ランナーの皆さんに支えられ運営を続けてくることができた」と感謝の意を述べ、「家族や友達と走りたいという強い要望もあるが、苦渋の思いで初参加を中止にしている。走りのマナーを守り安全に健康に走ってもらえたら」と話した。
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