藤沢市議会議員選挙 現職全員が再選 投票率は戦後最低の38.15%
定数36議席を巡り、43人の候補者が戦いを繰り広げた第17回統一地方選藤沢市議会議員選挙。24日に投開票が行われ、現職の松長泰幸氏(自民)が5851票を獲得し、トップ当選を果たした。投票率は38・15%で1947(昭和22)年以降の市議選で、最も低い数字となった。
17日に告示され、スタートした統一地方選後半戦となる藤沢市議会議員選挙。現職25人、元職1人、新人17人が立候補し、36議席を争った。選挙期間中は東日本大震災への配慮からか、選挙カーを自粛する候補者が出るなど、静かな選挙戦が展開されていた。
投開票の結果、手堅く票をまとめた現職25人は全員が再選。2007年前回選挙で苦汁を飲んだ有賀正義氏はみんなの党公認で出馬、4772票を獲得し、2位で再選を果たした。
新人は17人中10人が当選を決めた。新人の中でトップ、全体でも10位で当選を果たした自民推薦の吉田淳基氏(無所属)は「3537票の重みをしっかり受けとめ責任を果たしたい。まずは防災計画の見直しに力を注ぐ」とした。
また、前回選挙で敗れた永井譲氏(民主)、08年市議補選で次点の佐藤清崇氏(民主)がリベンジを果たした一方で、藤本昌樹氏(無所属)、神尾江里氏(みんな)、大山富士男氏(無所属)、09年衆院選に出馬した渡辺慈(ちか)子氏(共産)らは当確ラインに届かなかった。
党派別には民主党が4人、自民党が4人、公明党6人、共産党3人、社民党と神奈川ネットはそれぞれ1議席を確保。みんなの党は4人が出馬し2人、無所属は15人が当選した。
今回の選挙の投票者数は12万4413人、投票率は前回選挙を4・79ポイント下回る38・15%だった。
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