東日本大震災の被災者に、無料で色紙に絵を描いて送るボランティア団体「湘南一歩会」がこのほど設立された。これまでに被災地から7通ほど依頼があったという。
発起人は藤沢市鵠沼松が岡の画廊社長、西脇成治さん。テレビでがれきの山から土ぼこりで汚れた写真をボランティアの人が一枚一枚丁寧に水で洗い落とし、貼っていく姿に感動。作家を集めて被災地に行くことも考えたが、現地に行ける状況ではなかったため、写真をもとに、絵を色紙に描いてプレゼントする「アートメール便」を考案した。
6月に絵を描くボランティアの募集を呼びかけたところ、市内在住で布小物作家の勇知(ゆうち)千賀さん、勇知さんの友人で画家の藍みつるさん、ウェブデザイナーの杉山百合子さん、被災地を何度も訪れている関根次郎さんの4人が集まり、7月4日に会を発足。8月下旬にはブログを立ち上げ、同会のキャラクター「ippo(いっぽ)ちゃん」の四コマ漫画などで会の活動を紹介していく。
色紙などの材料費、郵送代は無償のため、メンバーの作品を同画廊で販売するなどして活動資金にあてていく。勇知さんは「写真は時間を切り取るものだが、絵だとワンクッションおいて見ていただけると思う。生活が落ち着いて心が落ち着いたころに、心を癒してもらえるものになれば」と話す。会では人物や風景が描ける人を引き続き募集中。問い合わせは同画廊【電話】0466(22)5792へ。
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