藤沢音楽家協会(古川五巳会長)が今年、創立50周年を迎えた。同協会は1962(昭和37)年、青少年の音楽教育活動を通じ意気投合した、医師の故本多正明氏と作曲家の故磯部俶(とし)氏の2人で設立。以来、半世紀の間に入会した会員は200人以上にのぼる。
現在は約80人の音楽家や音楽愛好家が在籍。主な活動として、例年1000人前後が集う「親子ふれあいコンサート」を市と連携して年末に行っているほか、音大や個人教室などで教鞭をとる会員の弟子たちに、定期的に演奏発表会の場を設けるなど、「人材育成と地域の音楽環境の向上」を目指して活動してきた。
節目の年に国際交流も
同協会は、10月17日(水)にリトアニア出身で新進気鋭のピアニスト、ローカス・ヴァルントニスさんを招く新たな試みも予定している。
創立50周年を記念し、16日に藤沢市民会館で開催されたコンサートには、約80人が来場。古川会長は「こうして創立50周年を迎えることができて良かった。今後も若い人たちにはどんどん成長してもらいたいし、発展していってほしい」と話していた。
前半に行われた、会員の教え子たちの研究発表会では、幼稚園から一般まで幅広い年代の参加者が日頃の練習の成果を発揮した。後半の特別演奏会では、会員たちがショパンのピアノ曲演奏やヘンデルの歌劇曲をソプラノで披露したほか、弦楽器5人とフルート、チェンバロによるバッハの協奏曲なども演奏。観客は静かに旋律に聴き入っていた。
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