市内西富の時宗総本山遊行寺(住職・時宗法主真円上人)でこのほど、約90年ぶりに地蔵堂が再建され、損傷した地蔵菩薩像の修復も完了した。
以前の地蔵堂は、1923(大正12)年の関東大震災で倒壊。震災では境内の多くの建物にも被害が出ており、損傷した地蔵像は一般の木工職人らの応急処置を受け、やむをえず本堂に安置されていた。
2011年の東日本大震災を機に、災害で亡くなった人々の鎮魂のため、同寺で地蔵堂建設委員会が発足。全国の宗門寺院や檀信徒から寄付が集まり、堂の建立に約1年、像の修復には約2年を費やして完成した。
9月15日(月)には、今回の「平成の大修理」を記念した落慶法要が行われる。僧侶による読経のほか、参加者には地蔵菩薩の姿を描いた札が配られる。時間は午後3時からで、参加無料。
同寺は「地蔵菩薩は交通安全のほか、病魔退散や健康長寿、安産成就や子どもの成長安寧などにもご利益がある。宗旨宗派を問わず全ての人を歓迎しているので、ぜひ気軽に参拝に来てほしい」と話している。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
藤沢版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>