村岡中学校(若林豊校長)の南東の角地に、生徒の父親らで組織される「おやじの会」が手作りしたビオトープが完成した。11月15日には披露式典が行われ、ため池に藤沢メダカ約70匹が放流された。
ビオトープとは、生き物の生息空間の意味。同中学校の敷地内にメダカやトンボが育つような、自然を感じる場所がほしいという若林校長の提案に、同会が協力してビオトープ作りが始まった。
企画のリーダーを務めたのは、中1の娘の父親で造園業を営む小林徹也さん。8月上旬から夏休みと秋の連休を利用し、ため池のシート張りから、石積みや植木の植栽などの作業を進めていった。参加した父親たちは10人ほど。ほとんどが素人だが、小林さんが庭造りの勉強会を開き基本を伝えると、植木の向きや石の積み方など迷いながらも楽しく作業ができたという。
整備したのは、校舎南東にある桜の木の下、約6平方メートルの敷地。ため池を中心に、周りには、南天、サカキ、サザンカ、カクレミノなど10数種類の植木を植えた。池底は、高さを微妙に変え排水がスムーズに出来るように調節し、水が枯れた時に雨水を利用できるよう配管も整備した。同校では今後、ビオトープにどんな生き物が来るか観察しながら、授業でも利用していく予定。
小林さんは「おやじたちが力を合わせ良いものが出来たと思う。少しでも子どもたちの役に立てたら嬉しい。カエルは水の匂いを嗅ぎつけてやって来ると聞いたので、カエルの鳴き声が聞けるのが楽しみ」と話していた。
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