世界緑茶コンテストで最高金賞に輝いた(株)茶來未(佐々木健代表取締役社長/遠藤)が11月19日、建設が進められていた製茶工場の稼働に向け火入れ式を行った。工場には業界初となる減圧乾燥機を導入し、藤沢産の果実などを組み合わせた新たな緑茶の商品化にも挑戦する。
火入れ式は、日本最古の茶園があるといわれる滋賀県大津市の日吉大社から権宮司を招き、安全な操業、商売繁盛を願い厳かに行われた。式には、鈴木恒夫市長をはじめ関係者ら30人が列席、佐々木社長が焙煎機に点火し茶葉を投入した。
同社は2011年に鎌倉市から藤沢市遠藤に移転操業。自社工場はなく、全国の製茶工場を間借りして茶葉を生産してきた。念願の自社工場では、見た目が悪く廃棄されてしまう藤沢産の果実や野菜を農家から買い取り、それを乾燥させ茶葉と組み合わせることで、「香り緑茶」や「漢方緑茶」などの新商品の開発も行っていく。
佐々木社長は「日本のお茶文化を後世に継承するために努力したい」と意気込みを語り、「若い人たちの日本茶離れが進んでいるといわれているが、藤沢の名産でもあるブドウやナシなどの果実を使って、日本茶の新ジャンルを創り出してみたい」と決意を新たにしていた。
|
<PR>
藤沢版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|