絵本『クルツのごきげんしゃしんかん』を手にする加藤さん
藤沢市内在住の絵本作家・加藤晶子さんが、３月23日に２作目の絵本『クルツのごきげんしゃしんかん』（講談社・税別１４００円）を出版した。
講談社絵本新人賞を受賞した絵本『てがみぼうやのゆくところ』から２年の歳月を経て生まれたこの作品は、主人公のカメラマン・猫のクルツが、写真館に来る動物の悩みを解決する物語。過去、別々の作品に描いた「写真」と「猫のクルツ」を元に、両親の幼い頃からこれまでのさまざまな写真を目にした時に着想を得た。「１枚の写真を眺め、その時のストーリーを想像しました。写真は人の生きた証だと気付くと物語が自然と動き出した」と話す加藤さん。「大切なアルバムのように絵本をめくってもらえたら」とメッセージを寄せた。
同書はジュンク堂書店藤沢店、有隣堂藤沢店ほかで取り扱い中。
出版記念イベント
５月８日（日）までｏｋｅｂａ ｇａｌｌｅｒｙ＆ｓｈｏｐ（茅ヶ崎市香川７の10の７・熊澤酒造敷地内）で「絵本原画展」を開催中。午前11時から午後５時（土日祝は６時）まで。４月29日（金）には同所内のカフェで開く「絵本朗読＆サイン会」で制作秘話などを語るミニトークも行う。午後２時30分から。定員30人。申し込み・詳細はｏｋｅｂａ【電話】０４６７・５０・０２５２。
また、４月19日（火）長谷川書店ネスパ店（茅ヶ崎市元町１の１）で開かれる「絵本とおはなし会」にゲスト出演。午後３時から。無料。問い合わせは同店【電話】０４６７・８８・０００８へ。
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