1929(昭和4)年築の米屋の古建築を再利用したアートスペース「蔵まえギャラリー」(藤沢630の1、佐野晴美代表)が6月23日(木)に創立10周年を迎える。縁ある作家たちの企画展が30日(木)まで開かれている。
同ギャラリーは、佐野代表がアーティストの作品発表の場や、活動支援のために2006年に開所。絵画や書など、さまざまな作品展を開催してきた。
同建造物は、江戸時代は旧東海道藤沢宿、明治以降は問屋街として栄えた同地区の名残をとどめていたことから、佐野代表は歴史的価値にも目を付けた。老朽化していた座敷や蔵を修繕し、土間での草木染め体験や小上がりでの雛人形展、古道具の展示など、古建築の構造や趣を活かしたイベントを開催。歴史や伝統を伝える市民団体とも連携するなど、藤沢地区の伝統文化をアートとして伝える活動も盛んだ。近年は身体にハンデを持つアーティストの支援にも力を入れ、発表の場を提供している。
佐野代表は「多くの市民やアーティストに支えられてここまで来られた。大変な10年だったが、これからはもっと楽しいことが待っている気がする」と語った。
企画展ではアーティスト22人による作品約300点が並ぶ。午前10時から午後7時、観覧無料。
詳細は同ギャラリー【電話】0466・25・9909へ。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
藤沢版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>