藤沢エフエム放送(株)(小澤一成代表取締役社長)と、(一社)藤沢市建設業協会(村上進会長)は11月24日、災害時における放送協力「レディ防」の第1号協定を結んだ。これにより、協会会員が出動時に得た情報は、ラジオを通じてスピーディーに市民に届けられる。
「レディ防」とは、地震や風水害などの非常事態が発生した際に、協定を締結している団体や事業所、個人から寄せられた「迅速かつ、正確な」情報をレディオ湘南が発信していく仕組み。水道や電気、ガスのライフラインの有無をはじめ、通行困難な道路、渋滞・迂回情報、河川の増水情報、浸水状況、難場所状況、火災などの情報は番組内で紹介される。また、平常時には地域イベントや桜の開花状況、新店舗情報などを紹介。情報はホームページやSNS、電話、ファクス、無線などを通じて、広く募るという。
小澤社長は「防災ラジオとして、守れる命を一人で多く、守りたいと考えている。今後は、藤沢をはじめ、茅ヶ崎や寒川、横浜などのタクシー会社やボランティア団体、店舗などと協定を結び、情報源を増やしていきたい」話す。
SNSを皮切りに
協定のきっかけとなったのは、2014年10月の台風15号だった。防災ラジオとして、より多くの地域情報を共有できないかと協議してきた同局は、台風15号の大雨被害の現場でパトロールを行う市建設業協会に目を付けた。現場にいち早く到着し、被害情報を得ている会員らと連携すれば、より正確な情報をリアルタイムで届けられると考え、翌11月からは、実験的に会員有志とSNSで情報共有をスタートさせた。
調印式で村上会長は、「最初は自発的に始まったものだったが、改めて協定を結び、気の引き締まる思い。向かう方向は一緒なので、手を取り合って社会貢献できれば」と語った。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
藤沢版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>