市内大庭在住の大関稔さん(22)が、7月29日、30日に湯河原町で開かれた「第12期アマチュア囲碁名人戦三番勝負」(朝日新聞社、日本棋院主催)に臨み、アマ名人の平野翔大さん(20・立命館大2年)に2連勝し、名人位を奪取した。目標にしていたアマチュア囲碁界の頂点に立った。
大関さんは、これまで学生の主要タイトルを総ナメし、昨年は一般棋戦のアマ本因坊戦でも優勝を果たした。今回の三番勝負は、アマ本因坊とアマ名人との頂上対決となり、両者の深い読みに裏付けられた打ち回しで、高いレベルの戦いが繰り広げられた。
2局とも接戦となったが、序盤は平野さん優勢で進み、中盤から徐々に大関さんが追い上げ逆転する勝負となった。
名人戦に臨むにあたり大関さんは、勝負のポイントに自身のリズムを崩さないことを挙げていた。「我慢して勝機を見つけるのが自分のスタイル。苦しい碁になったが、自分のリズムを崩さずにできたことが一番の勝因」と語った。
世界で活躍を
大関さんは、日本棋院の元棋院生(プロ候補生)で、20歳までプロを目指した。大学生になってからも腕を磨き、現在、快進撃を続けている。「名人は目標だったので嬉しい。今後は、国内だけでなく、世界中で囲碁をやっている人に挑戦をしてみたい」と、世界での対戦を視野に入れている。
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