御所見地区有志が12月8日、「おもてなし御所見 縁結び事業」と題し、姉妹都市の韓国・保寧市の市民訪問団一行を招き、観光案内を初めて行った。同地区を訪れる海外観光客は珍しく、市北部の魅力を発信したい考えだ。
このプロジェクトは同地区在住の椎野幸一さんが当初は2020年に開かれる東京五輪に向け、行政などへ提案していたもの。今回、試験的な試みとして御所見市民センターと市が協力し、保寧市からの市民訪問団一行を招くことになった。
当日は保寧市から6人が来藤。農業が盛んな土地柄を知ってもらおうと、宮原の公共施設「かわせみ」で昼食として地場野菜を使った豚汁や天ぷら、漬物などを振る舞った。特に豚汁が好評で、参加者の男性からは「韓国にも似た料理はあるが、こちらもとても美味しい」という声が聞かれた。
食後は地元サークルによる日本舞踊を鑑賞。喜んだ保寧の人たちが一緒に「炭坑節」を踊り出す場面もあった。その後、一行は回廊庭園のある「植木屋 あいはら」へ移動。公民館サークルからの淹れたてのコーヒーのもてなしを受けた。
最後は椎野さん宅へ会場を移し、育てている盆栽を鑑賞。盆栽を観るポイントや育て方などの解説を受け、切り絵作家・椎野勝さんの工房も紹介された。
椎野さんは「こうした小さなおもてなしでも喜んでいただけて嬉しい。今回の交流で生まれた素晴らしい友情関係がもっと広がれば、より良い社会ができていくとも思えた」と話した。
|
<PR>
藤沢版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|