小田急電鉄(本社/東京都新宿区)とグループ会社の「UDS」(同渋谷区)はきょう16日、学生向けの共同賃貸住宅「NODE GROWTH 湘南台」を湘南台駅前に開業する。同グループ不動産賃貸事業の新業態として展開するもので、学生寮としての機能に加えて食堂を一般開放するなどし、地域コミュニティーの新たな拠点づくりを目指すとしている。
食堂は一般利用も
コンセプトは「コミュニティを育む学生レジデンス」。名称の「NODE」は結び目、「GROWTH」は成長を意味する。
10階建て、家具付きワンルームで全158室。小田急江ノ島線など3線が乗り入れる湘南台駅東口から徒歩1分の好立地にある。同駅は慶応義塾大や文教大、フェリス大などの通学圏で学生利用も多い。
最大の特長と位置付ける1階の「リラックス食堂 湘南台」は、管理栄養士が監修した手作りの料理を入居者に提供。4月2日のオープン以降、ランチ(午前11時30分〜)とカフェタイム(2時30分〜)は地域住民も利用もできる。ランチメニューは日替わりの定食などで一般は一律1100円(税込)を予定。
食堂はコミュニティースペースとしての機能も併せ持っており、今後住民を交えたワークショップなども企画。産官学をつなぎながら、地域一体の学生レジデンスを目指すという。
居住スペースは2階以上。スタンダード型のほか、キッチンやランドリーが共用のシェア型があり、入居者同士の交流促進も図る。小田急電鉄広報部によると、賃料は食事や光熱費、共益費込みでスタンダードが11万円台、シェア型が8万円台から。既に7割の入居が決まっているという。
同社担当者は「学生主眼ではあるが、学生とまちという掛け合わせによって、新たな相乗効果が生まれることを期待している」と話した。
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