藤沢市は先月25日から市が管理する3つの河川に監視カメラを設置し、運用を開始した。台風などの増水時、市民に早期避難に役立ててもらう。画像はパソコンやスマートフォンなどで閲覧でき、外出先でも河川の状況が確認できる。
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設置したのは過去に浸水被害があった滝川(柄沢橋付近)、白旗川(白旗2号橋付近)、一色川(一色橋付近)。市ホームページの「藤沢防災ナビ 防災インフォメーション」から閲覧でき、3分間隔で更新された静止画像を表示する。また3河川のほか、県が管理する引地川、境川など8カ所に設置された監視カメラの画像も閲覧が可能。河川の水位を画像で示し、危険性を伝えることで住民の早期避難を促す狙いがある。
市河川水路課では「外出先でも簡単に河川の増水状況が確認できる。浸水被害や二次的被害軽減を図るために役立ててほしい」と話す。
気候変動などの影響で全国的に風水害被害が深刻化しており、9月上旬に上陸した台風15号では、市内でも倒木や道路冠水などの被害があった。市ではこうした状況を踏まえ、ハード、ソフト両面での対策を急ぐ。
これまで管理する河川に水位計や警報を設置したほか、浸水被害が多い一色川については今年度から護岸工事を開始。また来年度には土砂災害・洪水ハザードマップと津波ハザードマップの改訂を予定しているという。
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