市内中学校全校で主食やおかずなどが揃った完全給食の導入を目指す藤沢市は10月16日から新たに鵠沼、湘洋、17日から高浜の計3校で中学校給食を実施する。2014年度から一部でスタートし、これで市内全19校で提供されることになる。
市は財政面の負担や生徒の昼食時間が限られることから、時間割に影響が少ない選択制デリバリー方式を採用。「藤沢市中学校給食実施計画」に基づいて、14年11月から善行と湘南台の2校で試行した。給食は専門業者が調理し、各校に弁当を届けてもらう仕組み。生徒は給食か、家庭から持参するかを選ぶことができる。
初年度2校で実施したのを皮切りに毎年実施校を増やし、今年は5月に藤ヶ岡、村岡、羽鳥の3校を追加。残り3校になっていた。
市は今年度当初予算案に予約システムの運用や調理業務委託料など計2憶9千万円を計上。3校分のランチボックスや配送用コンテナボックスなどの購入費など約1500万円も含まれる。
給食は1食330円。毎日でも日にちを限定してもよく、家庭の都合に合わせて利用できる。
市教委学校給食課によると、18年度の喫食(利用)率は29・6%。導入開始の14年度以来3割程度を推移しているという。また市では生徒や保護者へのアンケートを基に、主食や汁物を温かくする保温剤や一括予約の導入など改善を進めており、同課では「安心安全な食材を使いながら、引き続き生徒が喜ぶおいしい給食を提供していきたい」と話している。
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