市内で手作り教材を使って歯や口の大切さを伝えている、藤沢歯科衛生士の会「スマイル」が、今年度の「健やか親子21全国大会」で優れた歯科保健事業を表彰する「8020の里賞(ロッテ賞)」の優秀賞を受賞した。7日、千葉県で表彰式が行われた。
スマイルは、市の歯科保健指導や健診などで活動している歯科衛生士のグループ。現在は25人の会員が所属する。
今回は、毎年行っている親子向けのイベント「お口と食のわくわく教室」と放課後児童クラブでの「歯みがき教室」など、虫歯予防や口腔保健の活動が評価され受賞に至った。
会員が手作りした教材を使う教室は、むし歯の原因や予防方法を考え身に着ける体験型。その内容は、おやつや飲料水の絵の中から、むし歯になりにくいものを選んだり、キッチン計りで歯磨きの圧力を図ってみたりと工夫を凝らしたものばかりだ。また、子どもだけでなく、親子や家族で取り組んでもらおうと、クイズやスタンプラリーなどゲーム感覚で楽しめるような教室作りを心がけている。
審査員も「体験することでより一層、歯や口、食事について関心が持てる」「話を聞くだけでなく、自ら選ぶことで、自分の身体を守る力、健康を考える力につながる」と高く評価した。
同会の寺田美香子会長は「受賞できたことにびっくりしている。普段行っている活動が評価されたことは大変ありがたい」と喜びを語った。
抜群のチームワーク
会員によると、同会の特長は「チームワーク」。アイデアを練ったり、教材作り、スケジュール管理など、教室に出向く前の仕事も多いのだが、お互いに得意分野を活かし助け合いながら進めて行くという。
「みんなこの活動が好きで長く続けている。これからも地域に貢献できるように頑張っていきたい」と話した。
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