新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、相次ぐイベント中止や施設閉鎖、全国の小中高校で始まった一斉休校。自粛ムードが広がる中、市内では収入の減ったフリーランスのアーティストへの手助けや子どもの居場所づくりなど、支援の輪が広がっている。
「味の古久家」藤沢店など市内で6つの飲食店を運営する味の古久家合同会社の小林剛輔代表は、フリーランスのアーティストを支援しようと、「ツケ払い」なるものを始めた。
小林さんは、普段から親交のある歌手や演奏家らが、イベント中止が相次ぎ仕事や収入が激減していることを知り企画。4日に自身のフェイスブックを通じて発信した。運営する飲食店での飲食代金は、小林さんの承諾を事前に得るという条件付きで後払いできる「ツケ払い」を可能にすることで応援している。
小林さんは「腹が減っては元気がでない。まずはお店ではなく、フェイスブックに連絡を」と話している。
教室を無料開放
休校中の家での過ごし方に悩む親や子どもへの支援も進む。市内でフリースクールを運営する「NPO法人森の仔じゆうがっこう」の人見窈子(ようこ)理事長は、大庭にある教室の無料開放を始めた。
普段は、不登校や生活困窮世帯の子どもをサポートしているが、今月25日まで、小中高生を無料で受け入れる。
人見さんは「児童クラブや放課後デイなどに通う子は、とりあえず居場所がある。それ以外の子は朝から晩までひとり。コミュニケーションの機会も無いはず。そういう子の居場所になれば」と話す。
教室の開放は、毎週水・木曜日の午前10時30分から午後3時まで。予約は不要。場所は大庭5404の3の205号室(湘南大庭市民センター近く)。初回に手続きが必要。問い合わせは同法人【電話】0466・86・7239へ。
また、新江ノ島水族館では、水槽の生き物の様子をライブ配信する「貸切えのすい」をスタート。休館中の19日まで、動画サイト・ユーチューブに毎日1本ペースで動画をアップしていく。
相模湾大水槽の様子やアザラシの餌やり、クラゲのショーを見ることができる。
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