神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
藤沢版 公開:2021年12月3日 エリアトップへ

藤沢市民会館 「複合化」へ基本構想 図書館など10機能集約

社会

公開:2021年12月3日

  • X
  • LINE
  • hatena
開館から半世紀が経過した藤沢市民会館
開館から半世紀が経過した藤沢市民会館

 老朽化に伴う藤沢市民会館(鵠沼東)の再整備を巡り、藤沢市はこのほど計画の骨子となる基本構想をまとめた。財政負担の低減などを目的に従来の公共施設を含む10の機能を集約。民間ノウハウや資本を活用する手法なども視野に整備を進め、2029年頃供用開始を目指すとしている。ただ、複合施設としては過去最大規模になる見通しで、膨らむコストと計画の折り合いがつけられるかが今後課題となりそうだ。

民間資本活用も視野

 先月25日開催の市議会藤沢都心部再生・公共施設再整備特別委員会で市が報告した。

 同館は1968(昭和43)年に開館。1300席を超えるホールや展示場、集会場などを備え、音楽や演劇を中心に市民の文化芸術発信拠点として長年親しまれてきた。

 再整備について、市は大規模改修か建て替えの2択を検討。長期利用や複合化が可能な建て替えとしたが、新型コロナウイルスの影響で基本構想策定が1年先送りになっていた。

 基本構想では「人々が集い、奏で、響きあう、文化芸術の共創拠点」を基本理念とし、拠点機能として▽文化芸術・知識との出会い▽みんなの居場所▽多くの機能が連携▽緑豊かで開かれた▽安全安心を支える―を掲げた。また複合化する機能として既存の市民会館と南市民図書館に加え、市民ギャラリー、常設展示室、青少年会館、市民活動推進センター、文書館など10の施設をあげた。

 延べ床面積は約2万1400平方メートルを想定。総事業費は「概々算」(市担当)とした上で約171億円を見込む。このほか、奥田公園や300台が収容できる駐車場、建築家の遠藤新が設計した旧近藤邸、浸水対策施設を敷地内に整備するとしている。

 市は21年度中に基本構想を固め、22年度には基本計画に着手。設計、解体工事などを経て29年の供用開始を目指す。

浸水対策施設、整備へ

 基本構想では敷地内に新たに浸水対策施設を整備することも盛り込まれた。周辺地域では雨水を排水できないことによる浸水や道路冠水が度々発生しており、市がシミュレーションで浸水リスクを評価したところ、市内175ブロックの中で立地する鵠沼東部が最も高かったという。

 敷地面積は4千平方メートルを想定。敷地の地下30mに雨水ポンプ場と貯留施設を整備する計画で、事業費は約90〜100億円を見込んでいるという。

ふじさわ湘南ロータリークラブ

藤沢の子どもたちの成長を応援します

https://fujisawa-shonan-rotary.org/

タカギフーズ

子供たちの未来に笑顔と安心を

https://takagi-foods.com/

NPO法人紙芝居Project

日本の伝統文化紙芝居の発展へオリジナル紙芝居制作、紙芝居支援を

https://www.kamipro.info/

(公財)藤沢市みらい創造財団

笑顔あふれるみらいを応援します

https://f-mirai.jp/

<PR>

藤沢版のトップニュース最新6

水と緑の学び場へ

少年の森

水と緑の学び場へ

再整備基本方針を策定

5月3日

トンボロ歩いて「記念証」

藤沢探検隊

トンボロ歩いて「記念証」

児童発案、デジタルで限定発行

5月3日

初公開の立体・版画も

市アートスペース

初公開の立体・版画も

彫刻家夫妻の人生たどる

4月26日

築いた功績、次代へ

新江ノ島水族館

築いた功績、次代へ

堀由紀子名誉館長しのぶ

4月26日

「魔の7歳」どう防ぐ

小学生の交通事故

「魔の7歳」どう防ぐ

警察署「危険箇所共有を」

4月19日

湘南を遊び尽くせ

Locomo代表、栗原さん開発

湘南を遊び尽くせ

アプリで地域情報発信

4月19日

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月3日0:00更新

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月7日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook