賞状を受け取った藤井さん（中央）
藤沢防犯協議会副会長や鵠沼地区防犯協会会長などを務めた藤井榮子さん（86）がこのほど、令和３年秋の褒章で藍綬褒章を受章した。今回の同章受章は市内唯一。１日には藤沢警察署で伝達式が行われ、藤井さんは「いつも快く協力してくれる皆さんのおかげ」と周囲への感謝の気持ちを示した。
藍綬褒章は、教育や医療、社会福祉、産業振興などの分野で、多年の努力により公衆の利益に貢献した人に授与されるもの。
藤井さんは藤沢防犯指導員として30年以上、鵠沼地区防犯協会会長も15年以上務めるなど日々、防犯街頭キャンペーンやパトロール、広報活動、子どもの登下校時の見守りなどに尽力してきた。
夏の暑い日も冬の寒い日も、自転車や徒歩で見守りやパトロール、交番巡回などに励み、「この30年間、一度も体調を崩すことはなかった」といい、「防犯活動は健康を保つ秘訣」とほほ笑んだ。
また、活動の楽しみの一つは仲間とのおしゃべり。「お茶を飲みながら、きれいに咲くお花を見ながら、楽しく活動することで継続してこれた」と話した。
１年ほど前に現役での活動を引退したという藤井さん。「コロナ禍でイベントなどができない中、活動するのは大変だと思う。みんなにはこれからも楽しんで活動を続けてほしい」と話した。
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