神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
藤沢版 公開:2022年7月29日 エリアトップへ

湘南大庭地区 まちの未来、本気で議論 課題解決へ子ども会議発足

コミュニティ社会

公開:2022年7月29日

  • X
  • LINE
  • hatena
話し合いをする「マイミライ」のメンバーら
話し合いをする「マイミライ」のメンバーら

 子どもたちが自分たちで地域の未来について考える会議「マイミライ」が19日、湘南大庭地区で始まった。湘南大庭地区青年育成協力会が主催し、地区内の小学校、中学校、高校の児童と生徒が集まり学校や地域について幅広く議論。地区に対する課題や疑問など率直な思いを市や地域団体に共有し、まちづくりに生かしていきたい考えだ。

 「緑が豊かな地区だから栽培、植樹など自然に関する活動をしたい」「大人も含めた幅広い年代の人と議論を交わしたい」。湘南大庭市民センターで、地域を思う前向きな意見が次々に飛び交った。初会合となったこの日、藤沢西高校と大庭中学校、滝の沢中学校の生徒会役員と、公募の滝の沢小学校と小糸小学校の5・6年生の児童、計17人が参加した。

 この日のテーマは、地域の現状の確認と今後したい活動の共有。参加者は思い思いに発言した。地区の高齢化率が日本の平均値より高いということから話が広がり、「かるたやお手玉をお年寄りに教えてもらい、交流を深めたらどうか」といった案もあがるなど他の世代にまで思いは及んだ。

 参加者は自己紹介をした後、マイミライのロゴについて議論。藤沢西高の生徒にデザインを募り、寄せられた11作品から笑顔や驚いた顔など表情豊かで、大小様々な大きさの人がカラフルに描かれた作品が「表情の異なる人が集まっているので多様性を表せる」としてロゴに決定した。

「地域活性に」

 参加した小学生は「皆が過ごしやすくにぎやかなまちにしたい」、中学生は「学校を超え広い視点で意見を取り入れていきたい」などと話した。議長を務めた藤沢西高3年の山崎隼さんは「お世話になっている大庭に恩返しをしたい。子どもから積極的に発信をして地域の活性化につなげられたら」と意気込んだ。

 会議の発起人で青少年育成協力会の細沼惠美子会長は「子ども目線で考える策こそ子どもを取り巻く実情に即したもの。提言に応じた地域活動を行っていきたい」と話した。

 マイミライのメンバーは高校生6人、中学生9人、小学生6人の総勢21人。今後、会議は年に数回、放課後に開かれる予定。子どもの興味や関心に基づき、よりよい地域を目指して議論する。

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

<PR>

藤沢版のトップニュース最新6

初公開の立体・版画も

市アートスペース

初公開の立体・版画も

彫刻家夫妻の人生たどる

4月26日

築いた功績、次代へ

新江ノ島水族館

築いた功績、次代へ

堀由紀子名誉館長しのぶ

4月26日

「魔の7歳」どう防ぐ

小学生の交通事故

「魔の7歳」どう防ぐ

警察署「危険箇所共有を」

4月19日

湘南を遊び尽くせ

Locomo代表、栗原さん開発

湘南を遊び尽くせ

アプリで地域情報発信

4月19日

各市街地で軒並み上昇

市内公示地価

各市街地で軒並み上昇

住みやすさとブランド影響

4月12日

湘南がプレーオフ進出

プロバスケB3リーグ

湘南がプレーオフ進出

決め手は得失点差「1」

4月12日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook