JR東海道線の藤沢-大船駅間での設置が検討されている「村岡新駅」の構想を巡り、県と藤沢、鎌倉両市の3者は12月27日、新駅誘致に向けて正式に合意したと発表した。同日、3県市の首長から成る「村岡新駅(仮称)設置協議会」を設立。JR側にも費用負担を求めながら、1月中にも新駅設置を要望するとしている。=中面に関連記事
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新駅の予定地は藤沢-大船駅の中間地点に位置する。1985年に国鉄湘南貨物駅が廃止されて以降、跡地の利用が長年の検討課題になっていた。
発表によると、整備費は約160億円と試算。県が3割、残りの7割を藤沢市と鎌倉市が折半する。一方、新駅は地元の要望で自治体が費用の全額を負担する「請願駅」ではなく、JR側にも一定の費用負担を求める「戦略的新駅」を目指すという。
3者合意には新駅の整備に加え、隣接する村岡地区(藤沢市)と深沢地区(鎌倉市)の一体的なまちづくりも含まれている。今後、JR側が新駅設置を了承すれば、2019年度までに費用などを算出する概略設計を要請。これを受けて、21年度中の都市計画決定を目指すとしている。
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