タウンレポート放置自転車 有料化で効果じわり 導入から6ヵ月 昨年同月比697台減
自転車の街、茅ヶ崎で長年問題となってきた放置自転車の対応。市は昨年7月1日から回収自転車の返還を有料化。導入から半年を経て、昨年同月比(7月〜12月)で697台減となっており、徐々にその効果がでていることが分かった。
市が昨年度に撤去した放置自転車・原動機付自転車の数は約5000台(約2800台が返還)。これまで回収作業のほかに、管理、啓発活動などに年間約5500万円の経費が充てられていた。
通行の妨げや緊急車両進行の妨害、さらには街の景観にも影響を与えるとして、市は昨年7月から自転車を2000円、原動機付自転車を4000円で返還することに。有料化導入前の3ヵ月でみると、撤去は4月が440台、5月383台、6月400台だったのが、有料化の始まった7月が303台、8月301台、9月254台と推移。7月から12月までの昨年比で697台の放置自転車等が減ったことになる。
県内各市では、平成24年1月までで撤去・保管を無料としているのが平塚市(今年4月から有料化)と、厚木市、三浦市、南足柄市、綾瀬市のみ。駅のない綾瀬市なども含まれているので全体の傾向としては有料化が主流となっているようだ。
今後も啓発活動を継続しながら放置自転車の減少を図る一方で、「来年度からはリサイクル業者への売却も視野に入れている」と市安全対策課は話している。
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