東日本大震災から1年──。 それぞれの立場から考える 災害への取組み
地域防災力強化へ向けて
市が冊子配布や避難所設置
茅ヶ崎市は、災害に関する冊子の配布や避難場所の設置など災害時に備えて活動を強化している。
その一環として、市は災害時の心得などをまとめた冊子を3月1日、全戸配布した。現在、津波が発生した場合の浸水予測範囲や避難場所、避難経路、標高などを掲載した「茅ヶ崎市津波ハザードマップ」を製作しており、6月ごろに全戸配布する予定だ。
また、湘南ステーションビル株式会社(茅ヶ崎ラスカ)と昨年12月27日に、災害時における避難者受け入れに係わる協定を締結した。同協定には、津波一時退避場所と帰宅困難者受入場所の2つの事案が含まれており、同協定を結んでいる場所は、昨年8月に締結した山治ビルに続き市内で2ヶ所目。
一方、津波一時退避場所は、津波の発生時に一時的に避難する場所で、同協定を結んでいるのは、前述した2ヶ所を含め、マンションや小中学校など市内75ヶ所ある。
一方、帰宅困難者の受け入れ場所として市と協定を結んでいる場所は、茅ヶ崎ラスカと山治ビルの2ヶ所のみだが、茅ヶ崎市民文化会館や総合体育館などの公共施設でも対応できるよう、備蓄などの準備が進められている。
市民安全部防災対策課は、「市全体で支えあえる状態が理想的。まずは、家族で災害について話し合ったり、近隣で声を掛け合い隣近所の状況を把握することから地域防災力を高めていってほしい」と呼びかけている。
愛犬の避難訓練としつけを学ぶ
3月17日(土)
「愛犬の避難訓練としつけ教室」が3月17日(土)に茅ヶ崎市役所西側駐車場で開催される。午後1時30分から4時まで(受付12時30分から)。当日は、NPO法人救助犬訓練士協会の村瀬英博理事長が講師を務め、災害時に避難所での愛犬との生活やしつけの仕方などを指導する。参加の際は犬の登録、狂犬病予防注射の証明として鑑札、注射済票を首輪に付ける。先着50人。申し込みは電話または市環境保全課で行う。
申込・問合せは同課生活環境担当【電話】0467・82・1111(内線3543)
ボランティアフォローアップ講座
3月22日(木)
「災害とボランティア~私たちにできること~」が3月22日(木)、さがみ農協ビル5階(新栄町13の44)で行われる。午後2時から4時まで。当日は、茅ヶ崎市社会福祉協議会が行った東日本大震災支援活動の報告が行われる。また日本キリスト教海外医療協力会総主事の大江浩さんが講師を務め「災害とボランティア~私たちにできること~」をテーマに、人と人との支え合いや自分たちには、どのようなことができるのかなどを自身の経験談を交えながら解説する。先着100人。無料。
申込・問合せは茅ヶ崎市社会福祉協議会【電話】0467・85・9650
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