ゆかりの人物館 開高健記念館隣に整備 2014年秋開館予定
茅ヶ崎市が「開高健記念館」(東海岸南6の6の64)に隣接した土地を購入し、「茅ヶ崎ゆかりの人物館(仮称)」として整備していくことがこのほど分かった。
購入する土地は約1600平方メートルで、敷地内には木造家屋が残され、家屋の周辺には木々が茂っている。この木造家屋は、今後耐震補強や改装などをした上で展示スペースとして利用していく方針だ。
3月21日に開かれた市議会本会議で土地の取得費として3億3600万円の補正予算案が可決されており、土地の購入や印紙代に充てられるという。
市文化生涯学習課によると、業者がこの土地を宅地開発するという計画を今年1月下旬ごろに市が知り、「この土地は開高健記念館と隣接している貴重な土地。活用したいという構想があった」と、購入に向けた交渉を行ったという。
茅ヶ崎市には、茅ヶ崎館を定宿にしていた映画監督・小津安二郎や、南湖院に入院していた作家・国木田独歩など、ゆかりのある有名人が多い。
現在、ゆかりの人物館の運営団体や、展示内容などは決まっていない。今後は2013年12月までに調査や木造家屋の耐震診断、運営に関する市民の意見を集めるための協議などを行い、2014年秋の開館を目指している。
同課は「ゆかりの人物館が開館した後は、開高健記念館と合同企画などを行うことも考えられる。相乗効果で2つの施設の来場者を増やしていければ」と話している。
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