午年迎え ゆかりの史跡探訪
2014年は午年。茅ヶ崎市内各所には、馬にまつわる信仰がみられる。
鶴嶺八幡宮参道の中間地点近辺にある馬頭観音は、江戸時代初期にはこの地にあり、市内の馬頭観音では最古とされる。もともと馬頭観音は、馬が草を絶えず頬張るように煩悩を食べつくし人々を救済する菩薩。だが民間では、その名から馬をはじめとする畜産の守護仏とされるようになった。この馬頭観音も、はじめは豊穣を象徴する存在として、江戸時代末ごろには畜産を守り供養する神様として信仰されるようになったとされる。
里山公園付近のお堂(芹沢3335)には、下馬落観音が本尊として納められている。そのユニークな名は、馬上で前を過ぎようとすると必ず落馬したという言い伝えに由来しているという。乗馬してこの地を通る場合は下馬したほうがよさそうだ。
馬頭観音は市内に点在。散策がてら訪ねると新たな発見があるかもしれない。
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