神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
茅ヶ崎版 公開:2014年2月21日 エリアトップへ

帰宅困難者を受け入れ 14日大雪時に山治ビル

社会

公開:2014年2月21日

  • X
  • LINE
  • hatena
帰宅困難者43人が暖を取った(加藤さん撮影)
帰宅困難者43人が暖を取った(加藤さん撮影)

 記録的な大雪となった14日、市内新栄町の山治ビル・ハスキーズギャラリーでは、帰宅困難者43人を受け入れた。

 当日は大雪警報が出る中、公共交通機関が機能せず、茅ヶ崎駅前には深夜までタクシーを待つ長蛇の列ができた。この状況を危惧した同ビルオーナーの加藤信吾さんは茅ヶ崎市と連携し、帰宅困難者の受け入れを決定。同ビル6階のハスキーズギャラリーを男性に、3階のハマヒルガオを女性にそれぞれ開放した。

 帰宅困難者には高齢者も含まれ、疲れ切った様子だったという。加藤さんは受け入れ後に毛布を配り、おかゆを振る舞うなどして体力回復に努めた。そして翌15日には全員が帰路につき午前9時に避難所を解除した。加藤さんは、「災害時はともに助け合う”共助”の精神が大切。受け入れた方が他の帰宅困難者に呼びかけてくれるなど、助け合いの輪が広がった」と話す。

 今回の受け入れに関しては、東日本大震災の経験が活きたかたちだ。震災時、避難所である公共施設が満員になる中、加藤さんは「民間にもできることがあるはず」と考え、災害時における情報提供や受け入れに関する協定を市と結んだ。以後、台風などの天災時に同ビルを開放してきた。

 ただ、これほど多くの受け入れを果たしたのは今回が初めてだ。その要因のひとつはインターネットだという。フェイスブックなどのSNSで情報を共有し、これを見て避難してきた人も少なくなかった。また加藤さんはハスキーズギャラリーのホームページ内「警報発令時災害伝言板」で受け入れについて書き込み、通常の約35倍の閲覧数を記録した。「災害時の情報収集にはインターネットが有効。市もSNSを防災に役立ててほしい」と加藤さんは提案する。

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

<PR>

茅ヶ崎版のローカルニュース最新6

稲門会の地引網会

稲門会の地引網会

5月11日 早大出身参加者募集

4月26日

親子でオーケストラを

茅ヶ崎交響楽団

親子でオーケストラを

5月12日、市民文化会館

4月26日

平和考える映画上映会

平和考える映画上映会

5月11日から4週開催

4月26日

コーヒー・本で楽しむ「日常」

コーヒー・本で楽しむ「日常」

5月4日 高砂緑地周辺でフェス

4月26日

お手柄市民に感謝状

茅ケ崎警察署

お手柄市民に感謝状

詐欺防止、行方不明者発見で

4月26日

TOTOバスケ部と交流

放課後デイ オーシャンズラブ

TOTOバスケ部と交流

4月26日

あっとほーむデスク

  • 3月1日0:00更新

  • 11月17日0:00更新

  • 11月10日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

茅ヶ崎版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook