アレセイア湘南高校硬式野球部が7月16日、全国高校野球神奈川県大会で神奈川大付属高と対戦、8─1で勝利し創部10年目で初めて夏の1勝目を飾った。
石黒雄大監督が就任して3年目。今年の部内では「自分たちの代で野球部の歴史を塗り替える」という意気込みが浸透していたという。
迎えた初戦の横須賀スタジアム。序盤に一挙5点を挙げ、応援スタンドが盛り上がる中、選手たちも浮き足立った。気が緩んだベンチの雰囲気に石黒監督は「うちが大量得点できたということは、相手もできる。ここから0対0のつもりで試合を作り直すぞ」と一喝。プレーを引き締めたことで、そこからは落ち着いた試合となった。7回裏に追加点を挙げ、コールド勝ちとなった瞬間はベンチから走り出す選手たちの姿も。「初戦突破にしては喜び過ぎでは」と関係者が苦笑いするも、スタンドでは生徒とOBが泣きながら校歌を熱唱するなど、大勢の人が初となる夏の勝利を堪能した。
続く19日の藤沢総合高との試合は延長までもつれ込んだが最後に力尽き、2─7で敗退。野球部関係者は「この1勝におごることなく頑張っていきたい」と話していた。
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