東日本大震災の津波などで被災した写真を預かり、データ化・洗浄し返却する「写真洗浄ボランティア」。この取り組みは全国的に広まり、茅ヶ崎市内でも行われている。その中の一つがボランティア「海辺のあらいぐま」。市内在住の千葉晃嗣さんらが中心となり、2011年10月頃から活動を始めた。現在に至るまで週1〜2回のペースで、マンションの共有スペースを会場に1回15人程が集まっている。洗浄した写真は5万枚以上にのぼり、参加者は中学生から70代までと幅広く職業も様々。震災から3年以上が経過した現在でも「何か力になりたい」とボランティアに初めて参加する人が多くいるという。
千葉さんは「当初はもっと早い期間で写真洗浄が終わると思っていましたが、持ち主が分からない写真が今でも数多くある。1日でも早く洗浄し持ち主に戻るよう続けていきます」と話す。
東北の音楽イベントにも協力
7月21日には定例活動とともに、9月6日(土)に福島県で開催される音楽イベント「ROCKCORPS(ロックコープス)」に協力するものとして実施。同イベントはアメリカ発祥の「音楽イベントとボランティアの協働プログラム」で日本では今年初開催となる。この写真洗浄などの指定されたボランティアを行うことで、イベントへの参加が可能となるものだ。
当日は市内外の男女30人ほどが参加し、被災地から預かった写真の表面の汚れをハケや使用済みプリカのフチで擦り洗浄を行った。千葉さんは「若者が被災地に関心を持つ機会になっていると思う。持ち主に無事届き、写真を見て思い出を蘇らせてもらうことを願います」と思いを込めた。
今後は8月4日(月)、18日(月)に活動が行われる。詳細はブログ【URL】http://beachguma.blog.fc2.com/へ。
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