東日本大震災発生から間もなく4年を迎える。「少しずつ薄れつつある当時の記憶を伝えていこう」と、松村康史さん(42)=市内中海岸在住=が、写真展「あれから4年、東日本大震災を振り返る〜大津波の脅威」を3月7日(土)から12日(木)まで茅ヶ崎市民ギャラリーで行う。
震災発生から2週間後、仕事の一環で愛用のカメラとともに現地に入った。普段は都内のタクシー専門業界紙で記者・写真家として全国を飛び回っている松村さんが目にしたのは、津波によって陸地に乗り上げた船や、何十メートルも動いた多くの家、そして途方に暮れる人々の姿―。想像を絶する光景だった。
「茅ヶ崎で生まれ育った自分にとって海は身近な存在。だから、とても他人事とは思えなくて。相模湾沿岸に津波がきたらどうなるのだろう、と戦慄さえ覚えた」と振り返る。様々な地域の様子や復興の状況を記録し、防災意識を啓発していこうと、半年後や昨年にも現地を訪問。「地域によって、復興の進み具合が違う現実がある」と松村さん。
写真展では記録してきた120点を展示する。「茅ヶ崎に住む自分が現地で見た風景を、地元茅ヶ崎の皆さんに伝えていきたい」と話した。写真展の開催時間は、各日午前9時から午後6時(最終日は4時)まで。入場無料。9日(月)は休み。
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