市内堤在住の打楽器奏者・松本”YAO”善行さん(44)が現在、自ら考案した楽器「bridge(ブリッヂ)」の制作を進めている。
サイケデリック・ジャムバンド「Dachambo(ダチャンボ)」のドラム&パーカッションとしても活躍する松本さん。「幼い頃から和太鼓を演奏し、ロックやパンク、フリージャズなどに触れてきました」と話す。ルーツ回帰として27歳の頃に打楽器の宝庫といわれる西アフリカを旅し、民俗楽器に出会い演奏する日々を過ごした。この経験をきっかけに、演奏者としての活動にとどまらず、楽器そのものの考案や制作も行うことに。
制作中の「bridge」は民族楽器のバラフォン、カリンバ、グロッケンシュピールなどを元に考案したもの。音階のある金属板を打つことで音が出る。板の下に共鳴用の筒状の金属を配置し、独特の響きを生み出すのが特徴だ。
量産も視野に入れて、蒲田の「いわき精機製作所」と協力し、金属板の音階のデータ取りなども進行中。板や穴の精密なサイズにこだわることで、正確なチューニングを可能としている。松本さんは「様々な文化や思いを繋ぐ『架け橋』となる楽器になればと思い『bridge』と名付けた。間もなく完成を迎えるので多くの人に手に取ってもらえたら」と話している。
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