寒川町大曲の「自立支援事業所かっぱどっくり」(山野上孝子所長)に、このほど神奈川県遊技場協同組合と神奈川福祉事業協会から車両1台が寄贈された。
同組合・協会が30年前から続けている社会貢献活動の一環で、今回は県内の福祉施設・団体から寄せられた67件の応募の中から13施設が選ばれた。寄贈車両の累計は242台になる。
可能性を広げる
「かっぱどっくり」は、社会福祉法人湘南福祉センターが運営。茅ヶ崎や寒川などの知的障害者16人が、パンや菓子の生産・販売を通じた就労支援を行い、パンは併設店舗での販売のほか、近隣の老人ホームや保育園に定期的に配達している。
車は配達やイベント参加時の送迎に使っているが、これまでは乗車定員が少なかったため、出かける人数を抑えたり、会場と施設を往復して対応していた。
今回、納車されたのは、応募時に希望していた9人乗りのトヨタ・ハイエース。3月30日に施設へ車が届くと、利用者とスタッフで出迎えた。山野上所長は「利用者が外でたくさんの人と触れ合うことで、将来の可能性が広がる。大切に使っていきます」と話している。
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