寒川北インターチェンジ(IC)〜海老名ジャンクション(JCT)間が開通したことで、全線が開通した「さがみ縦貫道路」。開通前と比べ交通量は増加している。開通後初の大型連休を迎えるにあたり、現状や通行時の注意点などを取材した。
さがみ縦貫道路の全線開通により、さらにアクセス向上が図られた圏央道。最南端の「茅ヶ崎海岸IC」からでも高尾山IC、東京ICまで約35分という時間距離になった。
国土交通省とNEXCO中日本の発表では、開通後1週間の寒川北IC〜海老名JCTまでの交通量は日別平均で1万7100台。すでに開通していた隣接区間でも大幅な増加が見られ、最も多い寒川南IC〜寒川北IC間では5倍以上の交通量となった。一方で並行する国道の交通量は、129号線戸田で11%、県道相模茅ヶ崎線で17%減少しており、開通区間に転換していることが分かる。
異なるICの利用方法
茅ヶ崎・寒川のエリアには5つのICがあるが、その乗り降りの可否は各ICによって異なる。
「IC」は上り線下り線のそれぞれに出入り口のある「フルIC」が標準的な構造で、同エリアでは寒川北ICと茅ヶ崎中央ICが該当する。茅ヶ崎海岸、茅ヶ崎西、寒川南は「ハーフIC」で、入口は上り線のみ、出口は下り線のみの2方向に限られている。この中で注意すべきは「圏央道寒川方面へ行けない」という茅ヶ崎中央ICの構造だ(上図参照)。入口から入っても藤沢方面と茅ヶ崎海岸方面にしか行けず、海老名方面への分岐である茅ヶ崎JCTを通過しない構造になっている。
市や町は来客に期待
NEXCO中日本が5月1日(金)から6日(水)までの渋滞予測を「茅ヶ崎・寒川区間は特になし」とする一方で、各市町の観光担当は「開通後初の大型連休を迎えるので、大岡越前祭など期間中のイベントにも圏外からの来場者増加を期待したい」と話している。
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