茅ケ崎警察署管内で、振り込め詐欺被害が増加している。今年1月から4月27日までの発生件数は19件で、昨年同時期の1・6倍。被害総額も4400万円にのぼることから、茅ケ崎署では警戒を呼びかけている。
4月27日までに県内で発生した振り込め詐欺は263件、被害総額7億1千万円。「過去最悪」と呼ばれた昨年同時期より発生件数、被害額ともに4割減少している=左表。
一方、茅ケ崎署管内では発生件数、被害額ともに増加。詐欺の手口では家族などを騙る「オレオレ詐欺」が9割近くを占め、身に覚えのない借金や債務、有料サイトの利用料金などを請求する「架空請求詐欺」も2件あった。「融資保証金詐欺」と「還付金詐欺」は今のところ発生していない。
実際のケースとしては「会社の重要書類をなくしてしまい、補てん金が必要」「女性を妊娠させてしまった」などの手口があった。犯人への送金はATMからの振り込みが2件で、それ以外では自宅付近や県内の遠隔地、都内などにおびき出されて現金を手渡しする方法が増えている。同署では「ATMには限度額があり、店員に阻止されることもあるため、手渡しが主流になってきた」と分析する。実際に、金融機関の窓口やATM、コンビニなどで行われた「声かけ」により、13件の振り込め詐欺が未然に防がれている。
同署生活安全課では「電話口でお金を要求する話があれば、ほぼ詐欺と疑ってほしい」と話している。
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