サザンビーチちがさきで、7月4日(土)の海開きに向けた準備が進んでいる。ビーチでは6月上旬から「海の家」の建設が始まり、波音まじりに槌の音がこだましている。
正面にえぼし岩、東に江ノ島、西に富士山を望むサザンビーチちがさきは、湘南の海を楽しめる海水浴場としてシーズンには県外からも多くのレジャー客が押し寄せる。昨年1年間の観光客数約263万人のうち14万人が海水浴に訪れた。
茅ヶ崎の海水浴場の成り立ちは、明治30年代に文化人や富裕層の別荘地として発展したまちの歴史と重なる。1908(明治41)年から代々、海の家を営業している「浜磯」の真間伊佐雄さん(79)は「茅ヶ崎駅の開設(1898年)をきっかけに海水浴場の整備が進んだと聞いている。自分は12歳から店を手伝ったが、戦後に進駐軍のプールが設けられたり、のどじまん大会が開かれたこともあった。まだ世間にレジャー施設の少ない昭和40年代がピークだったように思う。来場者には公共のマナーを守って、茅ヶ崎の海を楽しんでもらいたい」と話した。
海開き式は4日
海水浴場の開設期間は、7月4日から8月31日(月)までの59日間。遊泳時間は午前8時30分から午後5時まで(金・土・日・祝日は午後7時まで)。海の家は10軒が営業し、監視・救護施設やトイレ、公衆シャワーも設置される。
恒例の海開き式は、4日の午前10時から行われる。ビーチの安全祈念式典、くす玉割り、津波避難誘導訓練の終了後、11時10分頃からステージイベント、宝さがしやスイカ割りなどのアトラクションも予定されている。
ステージには「桑田研究会バンド」やハワイ在住のウクレレ・デュオ「ホノカ&アジータ」が登場し、歌と演奏で会場を盛り上げる。
問い合わせは茅ヶ崎市観光協会【電話】0467・84・0377へ。
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