数多くのバレエダンサーをこの湘南の地、茅ヶ崎から輩出している「乃羽バレエスクール・乃羽バレエ団(乃羽ひとみ校長=写真)」。今年創立65周年を迎えた同スクールの公開レッスンスペシャル「『眠れる森の美女』よりハイライト」が、7月25日(土)、26日(日)の両日、茅ヶ崎市民文化会館大ホールで開催される。茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団、湘南舞台芸術振興協会が後援。
乃羽さんが芸術監督を務める公演では、元アメリカンバレエシアター、現ヒューストンバレエプリンシパルの加治屋百合子さんなど多彩なゲストが出演する。
母のスタジオからスタート
戦後の混乱がまだまだ残る1950(昭和25)年、乃羽校長の母親である乃羽總子さんによって、この茅ヶ崎で産声を上げた乃羽バレエスクール。当時總子さんは中学校の教師をしながら尾崎紀世彦さんの父親のバレエスタジオで指導を行っていたという。スタジオは日本バレエの発祥とされ、1927(昭和2)年に鎌倉にスタジオを構えたエリアナ・パブロバさんの教えを引き継いでいた。
世界に通用する人材育てる
そんな母親の影響で3歳からバレエを始めたという乃羽さん。その歴史は決して順風満帆なものではなかった。留学を控えた18歳の時に難病を発症。車イス生活となり、ダンサーの夢をあきらめかけたことも。多くの人の支えによって24歳で再び舞台に返り咲き、ダンサー、指導者として長年に渡ってこの湘南の地のバレエを牽引してきた。
「バレエは人を育てる情操教育としても最適。国内にバレエ学校をつくり世界に通用するバレリーナを育てたい」と、乃羽さんは常に先を見据えている。
25、26日に行われる公演のチケットは好評販売中。問い合わせは、ルシュマン【電話】0467・83・3251へ。
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