8月6日に阪神甲子園球場で開幕した「第97回全国高校野球選手権」に、鶴嶺中学校出身の長倉蓮君(3年)が、東海大相模高校野球部主将として出場する。初戦は大会7日目、8月12日(水)の第1試合。相手は聖光学院(福島)。
神奈川大会では7月28日に横浜高校との決勝を迎え、守りではエースピッチャー小笠原慎之介君の女房役の捕手を務めた長倉君。4回にはタイムリーを放つなど攻撃でも活躍し、主将としてチームを牽引。9―0で勝利し、2年連続で神奈川代表の座を掴み取った。
決勝後、長倉君は「自分ひとりでは連覇は達成できなかった。副キャプテンが良く支えてくれた」と振り返り「自信を持って全国の舞台で戦いたい。昨年は甲子園で悔しい思いをしたのでもう一回あの場所に帰って、全国制覇したい」と意気込みを語った。茅ヶ崎の海が好きという長倉君は、地元に向けて「日本一を取れるよう頑張ってきます」とコメントしている。
恩師や母からエール
長倉君は鶴嶺中時代、中学硬式野球チーム「湘南クラブボーイズ(本拠地藤沢市)」に所属。同チームの田代栄次監督は神奈川大会準々決勝から現地観戦し、決勝後には長倉君らから出場報告を受けたことを明かした。田代監督は、長倉君ら湘南クラブ出身で東海大相模に所属する3選手について「今の姿を見て、中学時代から勝負強さはあった。順調に育っていると思う」と話し「中学時代に日本一になったメンバー。昨年は甲子園初戦で敗退してしまったが、『高校でも日本一』を目指して進学したので、ぜひ頑張ってもらいたい」とエールを送る。
また長倉君の母・智子さん(39)は「野球一筋の息子が甲子園出場を果たすことができて嬉しい。最後の夏となるので、ここまで来たからには日本一を取ってもらいたいです」と話した。
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