３位入賞のメダルと賞状を手にする川野さん
川野穂香さん（11・茅ヶ崎小学校５年）＝茅ヶ崎市東海岸北在住＝が11月14日、15日に静岡県草薙総合運動場体育館で行われた「２０１５第10回全国ブロック選抜Ｕ―12体操競技選手権大会」に出場し、種目別「段違い平行棒」で３位入賞を果たし、個人総合では19位の成績を収めた。
９月に秦野市で開かれた県予選で個人総合２位となり、全国への切符を掴んだ川野さん。全国の舞台には各都道府県の予選を勝ち抜いた女子96人が出場し「跳馬」「段違い平行棒」「平均台」「ゆか」の各種目別の得点と、４種目の合計得点を競った。
大会前日に会場で練習を行い、競技で使用する床や平均台など器具の「くせ」や「はね方」をしっかりと確認した川野さん。毎日就寝前と起床後に行ってきた「演技が成功している様子を想像する」イメージトレーニングも欠かさず行い、当日を迎えた。
ポジティブに競技と向き合って
各種目では「大きく演技すること」を心掛け、特に13・０００点を出し３位となった段違い平行棒では「ほとんどミスなくできた」と振り返る川野さん。平均台では落下し減点もあったが「練習していた技を本番で失敗してしまったけれど、一つのミスを引きずらないでやり切れたのは良かった」と、ポジティブに競技と向き合う姿勢を見せる。
川野さんは小１の頃から器械体操を始め、現在は小田原の「とらい体操クラブ」に週６日通う日々。練習後や大会後には自身の演技中の動画を見て具体的な反省点をノートに書き込み、指導者からアドバイスをもらい、技に磨きをかけている。
今後は、来年１月にハワイでの大会に出場するなど、先を見据えて海外など様々な舞台での経験を積んでいく。目標を「来年夏の全日本ジュニアに出場して、ミスをしないでもっと上位に行く」と掲げ、更なる飛躍を目指す。
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