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市指定史跡国有形文化財 「藤間家」市へ寄贈 故雄蔵氏の想い継ぎ実現

文化

掲載号:2017年8月25日号

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主屋玄関に並ぶ藤間克子さん(右)と服部市長
主屋玄関に並ぶ藤間克子さん(右)と服部市長

 柳島に残る市指定史跡「藤間家(近世商家)屋敷跡」敷地の一部と国登録有形文化財「藤間家住宅主屋」、藤間家に残る美術・歴史資料が7月28日、藤間克子さん(81)から市へ寄贈された。8月10日に市は現地で感謝状の贈呈式を行った。

 今回の寄贈は、克子さんが、昨年10月に亡くなった夫の藤間雄蔵氏の遺志を継ぎ、実現させたもの。

 雄蔵氏は生前から、先祖から受け継いだ土地や歴史資料が柳島に限らず市の歴史に意義あるものと強く認識。「後世に残し広く伝え役立てたい、多くの方に知ってもらいたい」と願い、亡くなる10年ほど前からは特にその思いを強め、自ら古文書の読み方などを学び、市文化資料館にも相談に訪れていたという。

 しかし、資料は数千点にも上り「個人で管理し残すには限界があった」と克子さん。より広く公開するためにも、生前から市への寄贈について夫婦で話し合っていたという。

 7月22日に居を同主屋から移したことから、28日を寄贈日とした。感謝状を手渡した服部信明市長は「寄附いただいた大きな歴史を大切にしていく」と感謝を述べた。

江戸から昭和までの歴史文化伝える

 藤間家は江戸時代に廻船業を営み、代々柳島の名主を務めた家柄。幕末の文人名主として知られた藤間柳庵は、幕末の社会状況を記録した文書を数多く残し、書画や当時の民具資料なども広く収集した。藤間家には現在もそれらが多数保管されている。

 寄贈された「藤間家(近世商家)屋敷跡」は2013年に市指定史跡に登録。近世の石垣や土蔵跡など、近世商家の歴史を残す貴重な史跡。また、敷地内には土地開発などで減少しているカントウタンポポなども健在で、自然景観資料の面からも重要な地点だという。

 「藤間家住宅主屋」は文化学院を創設した西村伊作の設計で1932年に建設。2015年に国登録有形文化財に登録された。

 また、同家で所蔵されていた浮世絵221点、民俗資料969点、書画・骨董類155点、文書類447点も共に寄附された。

 同家で娘2人を育てた克子さんは「主人は子どもの頃、骨董類なんかを玩具にしていたようです。子どもたちも巣立ち、晩年改めて価値を見直し、家を継ぐことの意味を考え、寄附という方法に至りました」と振り返る。

 市は、今後一般公開を視野に、資料などの詳細調査を進めていくという。

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