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茅ヶ崎海岸「石」の作品 世界的デザイン展で優秀賞

文化

掲載号:2018年2月16日号

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一昨年の夏、茅ヶ崎美術館での展示の様子
一昨年の夏、茅ヶ崎美術館での展示の様子

 西浜中学校と松林中学校の美術部部員とアートユニット「MATHRAX(マスラックス)」(相模原市)が制作した作品『いしのこえ』が、「HAPTIC DESIGN AWARD2017」の優秀作品に選ばれた。

 茅ヶ崎市美術館2016年の夏の企画展「じぶんのまわり―耳でながめて 目でかいで 鼻でふれて 手できいて―展」で展示された『いしのこえ』は、同展に際し企画された「石と遊ぶ電子工作ワークショップ『石の声を聴くにはどうしたらいいだろう?』」で、マスラックスと同部員が制作した作品。生徒らが茅ヶ崎の海岸で拾った石に、電子工作で電気をまとわせ、人が触れることで音が奏でられる。

 マスラックスの久世祥三さんは「中学生だけのワークショップは初めてだったが、脳に汗をかくような、既成概念を壊すような作品を作りたかった」と振り返る。また「これまで木材が多く、石を使った作品はほぼ初。海の印象が強かった茅ヶ崎だからこそ生まれた、茅ヶ崎オリジナルの作品」と笑顔を見せる。同じく久世茉里子さんは「2009年の本格活動から初の自分たちだけの大規模企画展だったため、せっかくならと、応募を決めた」と話す。

 HAPTIC DESIGNとは、五感のひとつである触覚(=HAPTIC)に焦点を当てたデザイン分野。同企画は、身体感覚に訴える作品やプロジェクトを募集するもので、今回は20カ国から117作品の応募があった。

 『いしのこえ』が選ばれたのは、審査員3人が選出するJUDGE’S SELECTED。審査員の廣川玉枝さんらから「普段感じることのできない感覚を音に変換して捉えるコミュニケーションの方法が、好奇心や新たな視点の刺激になる」と評価された。茅ヶ崎美術館でのインスタレーション展示の様子も好評価を得たという。

 作品は2月27日(火)から3月11日(日)まで東京都新宿区のNTTインターコミュニケーション・センターで開催予定の「距離0から拓くデザインの未来。―見る/聴くから”触れる”へ―」で展示される。

 茅ヶ崎市美術館は「”茅ヶ崎産”の作品が大きな賞に選ばれ、うれしい。今後当館でも再展示などを企画したい」と話した。

マスラックスの2人
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