郷土玩具作家の齊藤祐治さん(80)=浜竹在住=が、このほど5つの郷土玩具を新たに考案した。3月3日(土)と4日(日)に小和田公民館(美住町6の20)で行われるイベントで作品の一部が紹介され、残りの作品は子どもたちに手に取ってもらいやすいよう、夏休み頃に展示の機会を設ける予定だという。
今回お披露目されるのは、従来の分離型竹とんぼを改良した「湘南スーパー竹とんぼ」、子どもたちの夢をテーマにした置物飾り「夢宙船(むちゅうせん)」、雉鳩の鳴き声を模した「PP(ポッポッ)笛」、逆上がりをするからくり人形「体操人形」、回転する様子が地球儀のように見える「竹ジャイロごま」の5つ。
作品は友人らから譲り受けた孟宗竹などを使って自宅の作業場で制作。伝統的な玩具の機構を受け継ぎつつ、独自のアイデアや思いが込められている。齊藤さんは「どうやったら子ども心をくすぐれるか考えながら作った」と振り返る。
齋藤さんは郷土玩具作家として活動する傍ら、茅ヶ崎市を含む近隣市町で生涯学習指導者として伝承遊びを教えたり、発明を楽しむ講座を開講している。「子どもたちには遊び心を忘れず、楽しく学び、夢を持って育っていってほしい。私の作った玩具が少しでもその力になれば」と話した。
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