神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
茅ヶ崎版 公開:2018年3月2日 エリアトップへ

「海が好き」、だから学ぶ 浜須賀小6年4組の総合学習

教育

公開:2018年3月2日

  • X
  • LINE
  • hatena
ヘッドランド周辺のゴミを拾った児童たち
ヘッドランド周辺のゴミを拾った児童たち

 茅ヶ崎の海をきれいにしたい-。そんな想いが、子どもたちの学習意欲を掻き立てた。卒業を控え、小学校生活の締めくくりに取り組む浜須賀小6年4組の総合学習を追った。

 冷たい浜風が吹きつけた2月21日午前、軍手を装着した児童36人の姿がヘッドランドビーチ周辺にあった。総合学習の一環として、ビーチクリーンに励む浜須賀小6年4組の子どもたちだ。トングを片手に、砂浜に散在するゴミを『可燃物』と『不燃物』に分けながら拾って歩いた。

 牛乳パックにスポンジ、ロープ、3mにおよぶ丸太、サメの死骸…。30分かけてゴミ拾いに汗を流した新居(にい)鈴菜さんと國分莉緒さんは、「やっぱりきれいな海がいい」と清々しい表情を浮かべた。

 修学旅行の関係で、6年生のクラス毎の総合学習は昨年10月から始まった。担任の西本真知子教諭はユニセフをテーマにと考えていたが、子どもたちの声によって方向転換。「身近な海を未来まで守っていきたい」。多数を占めた意見を尊重し、自ら考えて行動する4組のプロジェクトが動き出した。

取材依頼、啓発物児童発案で形に

 11月には、環境保全団体・認定NPO法人ゆい(浜須賀)の協力を得てヘッドランドを訪れ、かつての自然豊かな砂浜を取り戻そうと砂草の『ハマボウフウ』を植栽。1月には、ゆいのメンバーから話を聞いたほか、かながわ海岸美化財団(汐見台)の職員から講義を受けた。海のゴミのうち、3割はその場で捨てられたもので、残りの7割は川を辿って流れ着く。「砂浜にゴミがいっぱい落ちていてびっくり」と神崎陽斗君と舍川(とねがわ)俊太君は話し、普段の生活からポイ捨てをしないことや、分別して処分することに考えを巡らせた。

 浜須賀小からヘッドランドまでは歩いて約20分。小崎結菜さんはサーフィン、徳田華怜(かれん)さんはカヌー、堀江史華さんはビーチフラッグと、遊びに行くことも多い。地元の宝物を守ろうとPRにも力を注ぎ、今回のビーチクリーンでは児童の発案で地元メディアに取材を依頼した。今後は、紙芝居を製作して校内で発表するほか、ポスターやチラシを作って市役所や市内店舗に配布して学習を終える。「海が好き」。子どもたちの想いが少しずつ形になっていく。

可燃物と不燃物に分けて収集
可燃物と不燃物に分けて収集

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

<PR>

茅ヶ崎版のローカルニュース最新6

稲門会の地引網会

稲門会の地引網会

5月11日 早大出身参加者募集

4月26日

親子でオーケストラを

茅ヶ崎交響楽団

親子でオーケストラを

5月12日、市民文化会館

4月26日

平和考える映画上映会

平和考える映画上映会

5月11日から4週開催

4月26日

コーヒー・本で楽しむ「日常」

コーヒー・本で楽しむ「日常」

5月4日 高砂緑地周辺でフェス

4月26日

お手柄市民に感謝状

茅ケ崎警察署

お手柄市民に感謝状

詐欺防止、行方不明者発見で

4月26日

TOTOバスケ部と交流

放課後デイ オーシャンズラブ

TOTOバスケ部と交流

4月26日

あっとほーむデスク

  • 3月1日0:00更新

  • 11月17日0:00更新

  • 11月10日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

茅ヶ崎版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook