神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
茅ヶ崎版 公開:2018年3月23日 エリアトップへ

茅ヶ崎の自然 五感で満喫 里山公園倶楽部がピザ作り

経済

公開:2018年3月23日

  • X
  • LINE
  • hatena
焼きたてのピザを前に思わず歓声
焼きたてのピザを前に思わず歓声

 海のイメージの強い茅ヶ崎市だが、豊かな緑も魅力のひとつ。県立茅ケ崎里山公園で活動する市民ボランティア団体「茅ケ崎里山公園倶楽部」では約700人の会員が、里山の自然に親しんでいる。3月3日に行われた企画班のピザ作り活動を取材した。

 寒さの残る晴れの日、公園内の谷の家がにぎわいを見せていた。未就園児から70代のベテラン会員まで、集まった約60人の目的は「手作りピザ」。岡村禎夫会長(73)は「五感で里山の自然を感じられる、食べられる活動は毎回大人気」と笑みをこぼす。里山で育てたタマネギやしいたけ、小麦などを使用し、具材や生地などのグループに分かれ、談笑しながら作業を進める。生地を広げ、具材を載せる工程では、これまで周りで遊んでいた子どもたちも集まり、真剣な表情でピザを作った。手作りの石窯で、無事ピザが焼き上がると大きな歓声があがった。

 戸塚区から参加した松井さん一家は「子どもが好きな虫の観察がきっかけ。まさかピザ作りもするとは」と笑いながら、「活動は楽しい。子どもたちのためにも、この自然をどうやって残すか考える機会にもなっている」と話す。

里山に親しみ、守り、残す

 同団体は、公園を拠点に里山に親しみ、その保全に取り組むことを目的に17年前に発足した。年会費制で会員は現在約700人。市外からの参加者も多く、自然教育を目的とした家族での参加が半数以上を占める。田んぼ、畑、雑木林、生態調査、企画、広報の班に分かれ、活動頻度は班や季節によって異なる。各活動の参加の有無は自由で、収穫イベントが特に人気だという。

 今回ピザ作りを行った企画班は、実は今年度で活動終了。かかし作りやどんぐり拾いなど、これまでの活動は、他の班に吸収される予定だ。企画班リーダーの鈴木吉夫さん(74)は、会員の作業を眺め「初めは暇つぶしのつもりで入会し、他の会員とのふれあいも楽しくて、気付いたら7年目です。里山の自然はどんな人でも受け入れてくれる。皆気軽に参加してほしい」と微笑んだ。

声を掛けあいながらピザ作り
声を掛けあいながらピザ作り

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

<PR>

茅ヶ崎版のローカルニュース最新6

ヘッドランドでフェス

ヘッドランドでフェス

19日 ステージイベントや各種体験

4月27日

親子でオーケストラを

茅ヶ崎交響楽団

親子でオーケストラを

5月12日、市民文化会館

4月26日

平和考える映画上映会

平和考える映画上映会

5月11日から4週開催

4月26日

コーヒー・本で楽しむ「日常」

コーヒー・本で楽しむ「日常」

5月4日 高砂緑地周辺でフェス

4月26日

お手柄市民に感謝状

茅ケ崎警察署

お手柄市民に感謝状

詐欺防止、行方不明者発見で

4月26日

TOTOバスケ部と交流

放課後デイ オーシャンズラブ

TOTOバスケ部と交流

4月26日

あっとほーむデスク

  • 3月1日0:00更新

  • 11月17日0:00更新

  • 11月10日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

茅ヶ崎版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook