市内下寺尾に位置する下寺尾西方(しもてらおにしかた)遺跡が国の史跡に指定されたことを受け、記念シンポジウムが3月23日に市役所分庁舎コミュニティホールで開催され、歴史愛好家など169人が足を運んだ。
弥生時代中期後半(約2000年前)に営まれた同遺跡は、周囲の土を掘り取った溝で取り囲まれた環濠集落で、南関東では最大級の規模。集落の成り立ちから終末までを知ることができるとして、今年2月26日に国の史跡に指定された。
記念公演では、慶應義塾大学文学部人文社会学科の安藤広道教授が「下寺尾西方遺跡の意義とその保存活用」を講演した。安藤さんは「人々の活動や生活の痕跡が数多く残されていながら、この遺跡はまだ多くの謎に包まれていることが魅力のひとつ。単に保存するだけでなく、遺跡の意義をみなさんで創り、育てていきましょう」と呼び掛けた。
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