市内芹沢のひかりの子幼稚園で6月18日、茅ヶ崎野外自然史博物館・顧問の岸一弘さん夫妻を招いて年少から年長の園児たち約100人が自然学習を行った。
緑豊かな里山に囲まれ、敷地内に畑や果樹園、池を有する同幼稚園。木登りや昆虫採集などの遊びを通して湧いてくる素朴な疑問を解消し、より自然に慣れ親しんでもらおうと初企画された。豊嶋ときわ園長は「里山の自然は宝。生き物に触れ関心を持つことで”生きる力”を感じてほしい」と期待を寄せる。
当日、園児たちは虫かごを手に、木や石の裏にいるダンゴムシや池のヤゴを捕まえたり、花を摘んだりと園内を散策。岸さんや妻のしげみさんの話を熱心に聞きながら目を輝かせた。体験後の質問コーナーでは、元気よく手を挙げた園児たちが「カブトムシはどんな木に集まるの」「どうして花は蜜を持っているの」といった質問を投げかけると、岸さんは樹液に集まる虫の習性や花の受粉の仕組みなどを園児たちにもわかりやすい言葉で解説。コーナーが終わっても、園児たちは岸さんに駆け寄り、「なぜ」が尽きることはなかった。
岸さんは「自然を体験することは子どもたちにとって大切。これからもいろいろな経験をしてほしい」と話した。
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