浜須賀在住のノンフィクション作家・山田清機さん(56)=人物風土記で紹介=の最新作『パラアスリート』(PHP研究所・税別1500円)が、昨年12月から全国の書店などで販売されている。
同書は、「東京2020パラリンピック」を目指す陸上や競泳、ボッチャ、車いすバスケ、車いすテニスの選手たちを紹介。2017年から2年半にわたって山田さんが取材を進め、パラアスリートの覚悟や葛藤に迫り、周辺取材では家族や支援者たちの思いにも触れた。雑誌『Voice』で連載していた内容を、本にまとめた。
山田さんは今回の作品を通し、「パラリンピックは、オリンピックの障がい者バージョンではない」と話す。身体条件によってハンデにならないよう、同じ種目でもクラス分けがされていたり、ルールがつくられたりしている。「パラスポーツは、共生社会を実現させるためのアイデアがたくさん詰まっていると思う。パラリンピックが世の中を変えるきっかけになってほしい」と期待を寄せる。
これまでの著書には、『卵でピカソを買った男』、『青春支援企業』、『東京タクシードライバー』、『東京湾岸畸人伝』などがある。
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