もつ焼きからカレー専門店に業態転換した「スタミナカレーげんき」が7月20日、市内幸町にリニューアルオープンした。
看板メニューは「あいがけスタミナカレー」。継ぎ足しの秘伝のタレで作ったホルモンと豚バラ肉、濃厚なルーのハーモニーが早くも客の心を捉えて離さない。
父の代から味を受け継ぎ、茅ヶ崎でもつ焼きの名店として13年親しまれた「糸半」。千葉の店から数えると25年、もつ煮を作り続けてきた。店内は客の肩と肩が触れるほどの盛況。コロナ禍の5月、緊急事態宣言が延長されると「このままではいけない」と業態転換を決意した。
考えついたのはテイクアウトもしやすい”カレー”。何よりカレーともつ焼きの相性が良いことはまかないで実証済みだ。提供スピードも早く、実は客の滞在時間もラーメン店より短いという。自身も大好物とあって、それなりに自信を持って臨んだレシピ開発だったが、簡単な道のりではなかった。
上沼豊店長(50)は「ほぼゼロからのスタート。でもどうせなら新しいことに挑戦して不安になった方がまし」と豪快に笑う。他店の研究や試作を重ね、結局完成したのはオープン前日だった。
開店から約2週間。コロナ対策として席数を減らしてはあるが、「糸半」からの常連客はもちろん、新規客が引きも切らない。テイクアウトも8月中に開始予定だ。上沼店長は「自分のように今更飲食店以外はできないという人への、一つのモデルになれれば」と話した。
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