スローピッチソフトボールの3大大会に数えられる「第22回天城ジャパンカップ国際親善ソフトボール大会」が10月3日・4日に静岡県で開催され、市内のクラブ「メイジャ・マクレ茅ヶ崎」から68歳以上の部門に出場したチームが初優勝を飾った。過去の成績を含め、「メイジャ・マクレ茅ヶ崎」が3大大会を制覇したことになる。
同競技はひと回り大きなボールを使い、山なりの投球やバント・盗塁の禁止を義務付けるなど安全性に配慮。健康増進や仲間づくりを目的にシニア世代に広がりを見せている。
例年20チームほど参加する同大会だが、今年は新型コロナの影響で海外チームは不参加。神奈川県、静岡県、東京都から7チームが参加し、60歳以上、68歳以上の部門に分かれ優勝を争った。
最年長チーム練習量で粘り勝ち
第1試合は静岡のチームと対戦。年齢制限が低く動きの素早い女性選手に苦戦し、先制を許すが、大量の追加点で8対2の勝利を収めた。
続く第2試合では宿敵のメイジャ・マクレ大田選抜(東京)に初回5点を奪われるも、徐々に追い上げ、最終7回裏で4得点。6対9の逆転勝ちを決めた。
第3試合では、同クラブ会長・植靖夫投手(77)の抜群のコントロールで序盤をリード。最終回に2度の満塁を許すピンチを迎えるが、粘りのピッチングで6対4で逃げ切った。
最終試合では再度大田選抜と対戦。試合の制限時間を超える激闘の末、4対2で全戦全勝を飾った。チームの平均年齢は77歳。他チームの平均と比べ、約5歳上回る中の快挙だった。
監督の松村直起さん(80)は「勝因は練習量。試合を含め月15回ほど、1日3、4時間の練習のおかげで、チームのみんなは心も身体も元気で若いままなんです」と快活な笑顔を見せた。
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