茅ヶ崎ゆかりの宇宙飛行士・野口聡一さん(55)が搭乗する民間宇宙船第1号「クルードラゴン」の打ち上げに合わせ、母校の浜須賀小学校で11月16日、後輩たちが先輩の挑戦を見守った。
予定より1日遅れの日本時間16日午前9時27分(現地15日午後7時27分)、米フロリダ州から野口さんを乗せた宇宙船が打ち上げ。12分後に宇宙船はロケットから切り離され、国際宇宙ステーション(ISS)へ向かう軌道投入に成功した。
茅ヶ崎市が主催した当日の応援事業には、同校の6年生約130人が参加。生配信を視聴し、打ち上げが成功すると体育館は歓喜に包まれた。父親の影響で宇宙に関心を持った田代嗣紋君(6年)は、「事故が起きないように願っていた。かっこいい」と目を輝かせていた。田代君は種子島宇宙センターを訪れたこともあり、「将来は宇宙食の開発などに携わりたい」と話した。
また児童たちは、野口さんが小学5年まで通った兵庫県・斑鳩(いかるが)小とオンライン交流。代表して挨拶した伊藤煌晟君(6年)は、挑戦し続ける野口さんに倣い、「まわりの人に明るく挨拶する」と目下の目標を語った。イベントには母校・茅ケ崎北陵高吹奏楽部の生徒も参加し、演奏で打ち上げ成功を祝った。
野口さんの宇宙挑戦は2005年、09年に続いて今回が3回目。ISSに約半年間滞在する。
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