大阪府の小学生が今年2月、体育の授業時に倒れて亡くなった。マスク着用との因果関係は分かっていないが、熱中症のリスクが高まる季節を迎え、保護者からは心配する声が届いている。
体育の授業時や登下校時など、子どもたちを取り巻く「マスク事情」について、市教育委員会や各学校に取材を進めた。
市教委のガイドラインによると、【1】子どもの安全を最優先に考え感染防止に努めること【2】3つの密(密閉・密集・密接)が重なる場をなくす環境づくりに努めること【3】感染者や濃厚接触者等に対する差別などがないように留意すること【4】刻々と変化する状況に柔軟に対応することが、学校運営の基本方針(抜粋)として示されている。各学校は、この方針に沿った運用をしている。
熱中症対策講じ、授業
マスクの着脱については、基本的には常時マスクを着用することが望ましいとしているが、体育の授業時など熱中症等の健康被害の危険性が高まると判断される場合は、換気や児童間に十分な距離を保つ等の配慮をした上で、マスクを外すよう指導をしている。しかし、児童や保護者からの希望などがある場合、「外すことを強要はしない」という。
ある学校では、体育は「マスクを外す」、登下校時や休み時間の外遊びは「マスクを外してもよい」と指導している。7月からは、熱中症予防策として、教職員が交代で休み時間中の校庭で見守りをし、マスクの着脱や水分補給について声かけを始めるという。学校は「感染予防に努めた上で、児童の安全を最優先に状況に応じてきめ細かく指導していきたい」と話す。
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