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茅ヶ崎・寒川 社会

公開日:2021.11.05

流通しない野菜、必要な家庭へ
市場・こども食堂・店舗が連携

  • (左から)金丸さん、小清水店長、笠原さん

 食品ロスの軽減につなげようと、高田の茅ヶ崎青果地方卸売市場と幸町こども食堂、総合図書館前のミニスーパー「マイクラウン」が連携し、10月から「野菜プロジェクト」をスタートさせた。





 市場には、大量に入荷されたり、割れや傷みによって店舗に卸せないなどの理由で、消費者に供給されない野菜や果物が数多く存在する。プロジェクトでは、こうした野菜を同食堂が買い取り、月1回、ひとり親家庭や非課税世帯、産後1年以内、コロナ苦などの約50組の家庭へ提供される。また、こども食堂開催日にも配布を行う。市場担当者がマイクラウンに野菜を届け、同店がこども食堂窓口へ配送することで成り立っている。





 同食堂の金丸知奈さんは「食品ロス削減につながる上に、限られた予算で安価に購入できるので助かる。おかげで利用者も増えて喜ばれている」、市場の笠原竜太さんは「農家の相場を崩さずに済むので、双方にとって良い仕組み」、小清水直樹店長は「地域のためになれば」と語る。

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